子供の歯が生えてきたら、そろそろ歯磨きを開始する時期です。いざ歯磨きをしようとしても子供が歯磨きを嫌がって上手に磨けない・・といった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?嫌がる子供を無理やり押さえつけて必死に歯磨きをしているという声も多く聞きます。しかし、それでは子供はますます歯磨きが嫌いになってしまいます。例え嫌がったとしても、きちんと歯磨きをしないと虫歯になるリスクが上がります。では、どうすれば子供に嫌がられずに歯磨きができるのでしょうか?
子供はパパやママの真似をしていろいろなことを学びます。ぜひ、子供の前でパパやママが率先して歯磨きをしましょう。目の前でパパやママが歯磨きをしていると、自分も一緒に歯磨きをしたがるはずです。一緒に歯磨きをすると楽しい、と思わせる工夫をしましょう。歌を歌いながら歯磨きしたり、子供にパパやママの歯を磨かせる「歯磨きごっこ」をしたりするのも効果的です。
歯磨きを嫌がる子供に効果的なのが、テレビやDVDなどを見せることです。テレビの中で同じぐらいの年齢の子供や大好きなキャラクターが楽しそうに歯磨きをしているところを見せると、つい真似をしたくなるかもしれません。テレビやDVDに夢中になって、大人しく口を開けてくれるということもあります。テレビやDVDの力を借りて、歯磨きの時間は楽しい事がある!と思わせるのも、嫌がられずに歯磨きができるコツの1つです。
子供が歯磨きを嫌がるのは、歯ブラシの感触や歯磨き粉の味が合っていないからかもしれません。歯磨き粉にも甘い味がついているものなど種類がたくさんあるので、子供に合った歯磨き粉を選んであげましょう。歯ブラシは、基本的に子供の歯の大きさに合ったものを選びます。子供が自分で磨く場合は持ちやすい形のものを選ぶことも忘れずに。また、子供の好きなキャラクターの歯ブラシを選ぶのも良いでしょう。注意しておきたいのが歯ブラシの状態です。歯ブラシを噛んで毛先が割れると、割れた毛先が歯茎にあたり、それが嫌で歯磨きを嫌がってしまう場合もあります。歯ブラシの状態は常に確認するようにし、こまめに取り替えてあげましょう。
歯磨きが上手にできたら、子供の好きなシールや虫歯予防効果のあるキシリトール入りタブレットなど、子供が喜ぶご褒美を用意してあげましょう。「上手に歯磨きできたね」と褒めてあげることも大切です。子供は歯磨きをすれば褒めてもらえる、歯磨きは楽しいと思い、歯磨きを嫌がらずに頑張るようになるでしょう。
いくら工夫しても歯磨きを嫌がる場合は、歯磨きをするタイミングが関係しているのかもしれません。子供に限らず、眠くなれば動きたくなくなります。そんなときに、無理やり歯ブラシを口に入れられたらいい気分はしませんよね。お昼寝前や就寝前の歯磨きは避け、子供の機嫌がいい時間帯に歯磨きをしてあげましょう。また、眠い時間帯以外にも食後すぐは避けるようにしましょう。歯磨きの時、子供を仰向けの体勢で寝かせることがありますが、食後すぐに仰向けの体勢になると消化に悪いので、少し時間を置いてから歯磨きをしてあげてください。
子供に嫌がられず、スムーズに歯磨きするコツを紹介しましたが、一番大切なことは嫌がる子供を押さえつけたり叱ったりしないことです。歯磨きが楽しいことだとわかれば、自分からすすんで歯磨きをするようになります。子供の虫歯を予防するためにも、歯磨きが習慣化するまでは、歯磨きを好きになってもらえるようにいろいろな方法を試してみてくださいね。
デンタル・コンシェルジュは、全国の歯科医院からあなたに合った歯科医院を検索できるポータルサイトです。