歯医者さんの治療には、虫歯や歯周病、矯正、ホワイトニングなど、さまざまな種類があります。最近はホームページに料金を記載している歯医者さんも増えてきていますが、小さな歯医者さんなどはホームページがないところもあります。歯医者さんに行こうと思っても、どれくらい治療費がかかるのか分からないと不安ですし、事前に相場を知っておくことで安心して治療に臨むことができます。今回は、歯医者さんの治療別にみた、費用と相場について紹介します。ぜひ参考にしてください。
歯医者さんへ行くきっかけで一番多いのが歯の痛みや違和感でしょう。 歯の痛みの代表的な原因に「虫歯」が挙げられます。虫歯にもさまざまな症状があり、部位や症状の程度によって治療費も大きく変わってきます。保険適用か適用外かで治療費は大きく異なります。また、虫歯の症状によっても治療費に幅があり、重度になるほど料金は高くなります。歯の痛みや違和感を覚えたら、早めに歯医者さんへかかると治療費も抑えられます。くれぐれも虫歯を長期間放っておかないようにしましょう。
10代後半から20代前半に生えてくる親知らず。現代の日本人は顎が小さい傾向にあり、親知らずの生えるスペースがなく、抜歯などの治療が必要になる場合があります。親知らずの治療費は、抜歯の難易度によって大きく異なります。ただし、一度に全ての親知らずの抜歯治療を希望する場合は、入院費用や全身麻酔費用などがかかるので10万円前後の治療費が必要となります。また、親知らずの抜歯は基本的に保険治療ですが、歯医者さんによっては保険適用外の薬を使った保険外の親知らず治療を行っているところもあります。
歯の痛みや違和感がなくても、お口の中を常にキレイにしておくことは大切です。歯石は虫歯だけでなく歯周病や口臭のリスクにもなるため、定期的な検診による歯石除去を歯医者さんも推奨しています。歯石除去の保険治療と保険外治療の違いは、保険外治療の方が時間をかけて治療ができること、保険適用外の材料を用いていることなどが挙げられます。歯石除去は、歯石の状態によっては数回通わなくてはいけないこともあります。歯茎の出血が酷く歯茎の中に歯石がある場合、歯石除去の治療に6回ほど通わなくてはいけませんが、保険外治療であれば一度に歯石除去を行うことができます。ただし、1回あたり2時間程度の治療時間が必要なこと、口内を麻酔する必要があることなどを理解した上で検討しましょう。
インプラント治療は保険適用外ですが、医療費控除の対象にはなります。とても高額な治療になるので、歯医者さん選びは慎重に行いたいものです。歯医者さんの治療技術、使用している部品、保証期間や保証内容、メンテナンスの頻度や料金などの確認を忘れずにしましょう。
歯を失ってしまった方が使用する総入れ歯。一口に入れ歯といってもさまざまな種類があります。レジン床義歯とは、床の部分がプラスチックでできている入れ歯です。厚みがあり熱が伝わりにくいので、装着時に違和感を覚える方もいるようです。金属床の入れ歯は、床の部分が金属(金・白金・チタンなど)を使用して作られているので食べ物の熱を感じることができる入れ歯です。また、保険適用のレジンに比べ、床部分を薄く作ることができるので装着時の違和感が少ないというメリットがあります。
歯医者さんでの代表的な治療の費用を紹介しましたが、保険適用の治療に比べると保険適用外の治療は当然ながら高くなります。また、インプラント治療のように保険適用外でしか対応していない治療もあります。歯の治療は症状が重いほど費用がかかるので、経済的にも歯の健康のためにも早めに治療を受けましょう。
デンタル・コンシェルジュは、全国の歯科医院からあなたに合った歯科医院を検索できるポータルサイトです。