UPDATE : 2016/01/27
小学校のころ保健委員で、保健室にある体の仕組みに関する本が好きでした。六年生の時、むし歯予防週間で、大きな歯の模型と歯ブラシを使って児童の前で磨きかたを説明したことがあり、とても楽しかったので歯科の仕事に就きたいと思いました。
私が勤務する医院では、「自分が患者であったらそうしてほしいと思う患者さま本位の医療」というミッションステートメントを掲げ、先生、スタッフ共に日々患者さまに全力を尽くしています。私自身としては年齢の若いスタッフと院長、双方の考えを中和できるように努めています。患者さまに対してもスタッフに対しても相手の気持ちを考え、その方にあったお声掛けをするようにしています。
日本は先進国でありながら、国民の歯科に対する意識はそう高くありません。産まれる前、産まれた時からも、母子ともに、歯科に関する知識があれば、一生笑顔で暮らせると思います。歯科衛生士としてまずは、患者さま自身が自分のお口の中を良く知り、お口を健康に保てるようなお手伝いが出来たらと思っています。矯正歯科では、歯並びの後戻りを防ぐためと治療をスムーズに進めるため、MFT（口腔筋機能療法）を行っています。患者さまへMFTのトレーニングを行い、実際に歯並びや発音が良くなり、成果がでたときは喜びを感じます。
わたしのおすすめは「ワンタフトブラシ」です。ワンタフトブラシは毛先が一塊になっているので、矯正治療中の装置周辺や親知らずの裏側、歯並びが悪く磨きにくい部分などをしっかりと磨くことができます。色もたくさんあるので、お子様から大人まで、家族全員で使えます。
人の歯は唾液によって、石灰化(歯を強くする)と、脱灰(歯が溶ける)を繰り返しています。食後は、脱灰しやすい環境になりますので、歯磨きをしたら、数時間は間食などせず、「歯を強くする時間を大切に♪」していただくことが大事です。この時間に歯は、再石灰化を進めているのです。この習慣を身につけると、むし歯になりにくくなります。
歯医者さんにもヘアサロンへ行くような感覚で通い、定期的に検診を受けることをおすすめします。また、小さいお子さまも定期的に通っていただくことで、むし歯になるリスクがぐっと下がります。当院では患者さまが楽しく通院できるようクリスマスやハロウィンなど様々なイベントを行って、工夫しています。
金子さんが歯科衛生士の資格を取得された時から一緒に勤務されている院長先生に、金子さんの印象をお伺いしたところ「クリニックの方針を瞬時に察知し、それを他のスタッフの方にさり気なく浸透させてくれる、なくてはならない存在です。」とおっしゃっていました。そのお言葉から、スタッフにも患者さまにも信頼されている金子さんの人柄が伝わります。
